タイトルにもあるのだけど、
私は、病気でも発達障害でもないけど
とっさに右と左がわからなくなる左右盲です。
英語で言うと
left-right confusion(左右錯乱)というらしい。
ずっと自分がバカなのかと思ってた(^-^;
左右盲とは、
右と左がとっさにわからなくなってしまう人のこと。
左右誤認や左右失調とも呼ばれているそう。
病気や障害じゃないので
どうしてそうなるのか?などの科学的な研究は
まったく進んでなくて、
原因はほぼ解明されていないらしい(^▽^;)
左右盲の特徴といえば、
- 一度考えないと左右が判断できない
- 咄嗟の左右が判断ができない
- 「向かって右」の意味が理解できない
- 「右折」「左折」といった音読みをされるのがさらに苦手
- 「右回り」「左回り」になるとちんぷんかんぷん
- 上下はわかる
↑
私はここに、芝居の世界では必須の
上手(かみて)下手(しもて)が加わる。
上手は客席から見て右。
下手は客席から見て左。
舞台上にいる自分から見ると
左右が逆になるのでこれまた混乱する(^-^;
私は女優をやったあと演出家にもなったので、
女優の時は自分が舞台上にいるから
上手は左になり、
演出家になった時には客席側にいるから
上手は右になる。
とっさに左右が出て来ないので、
一度頭の中で箸を持つ手が浮かび
それが右だというフィルターを通してから
右左を判断することになってる。
あ~~~混乱する(>_<)
と私は思うけど、
普通の人はまったく混乱しないらしく、
左右がわかる普通の人と自分を比べて
自分はバカなんだと思ってた。
「左右がわからないってある?」
一度友達にそう聞いたことがあったんだけど、
「そんなことあるわけないじゃん┐(‘~`;)┌」
と言われてからはもっと
人に言ってはいけないことになってた(-_-;)
記憶に対してもおかしなところがあって、
抜群の記憶力を持ってるんだけど、
それは必要な期間だけ保っていられて、
必要なくなるとすぐに記憶から消えていく。
セリフなんてまさにそれ!
あっという間にセリフを覚え、
本番が終わるまでは保ってられるけど、
終わった途端に頭から消える。
旅行の記憶とかもそう。
すぐに忘れてしまい、
一緒に海外に行った友達には呆れられ、
母からは連れて行き甲斐がないと言われた(-_-;)
こんな自分は人に見せてはいけない(>_<)
ちょっとばかり頭がおかしいのかも?
なんてこともよく思ってた。
こんなこと言ったらバカだと思われる。
本当にそう思ってたから、
自分は左右がわからないなんて言えなかった。
記憶に関しても、
忘れてても覚えてるふりをすることもあった。
何度も「覚えてない」と言うことに気が引けたし、
呆れられたくなかった(^▽^;)
あと、強制されることもめっちゃ苦手。
自分で自分を勝手に縛り、
これは絶対にそうしなくちゃいけないんだ!
と思った途端、
そのとおりにできな自分を否定する。
精神的にも苦手だけど、
体も拒否反応を示し、
同じ場所にい続けることができず
体中がムズムズしはじめ、
叫びだしたくなったこともある(-_-;)
ダメな自分を見せたくなかったんだなぁ。。。
左右がわからない自分とか、
記憶がなくなる自分とか、
人と同じことができない自分とか、
いつも女子にイジメられる自分とか。。。
普通でいたかった。
ごくごく普通のことが
普通にできる自分でいたかった。
でも無理だった。
できないのが私だったから。
大きな欠陥を持っていて、
でも、本や脚本を書くとか、
セラピーをつくるとか
目に見えない存在からのメッセージを受け取るとか、
ちょっと一般的じゃないことはできる自分。
↑
このできることには注目できてなかった。
あまりに普通のことができないので
普通じゃないことができても
私の中ではOKにならなかったんだよね(^-^;
今まさに、本当の自分を認め、受け入れ、
表現する時期がきてる。
こんな、本当にダメな自分も
もっと出していこうと思った。
どんな自分でも自分は自分。
すぐに記憶が消えても
左右がわからなくても
人と同じことができなくても
それが私。
出来ないことがいっぱいあるけど、
出来ることもいっぱいある。
全部出していこう。
本当の自分を表現していこう。
This is me!
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