何年も前のことなのに
ふとした瞬間に思い出して、胸がぎゅっとなる。
「あの時、こうしていれば」
「どうして、あんな選択をしてしまったんだろう」
「もう少し我慢していれば、今頃は全然違ったのに」
夜中にふと目が覚めた時とか。
なんでもない移動中とか。
勝手にその場面が再生されて、勝手に苦しくなる。
私にもある。
というか、ずっとあった^^;
出来事はバラバラなのに、
何年も何年も、
過去の後悔を頭の中で自動再生させてた。
そして現実でも、いずれ後悔してしまう選択を、
無意識に繰り返してた。
でも今朝、たった700円の値上げをきっかけに
その後悔の正体が、ものすごくクリアに見えてしまったの。
今日はその話を、あなたと一緒に見ていきたいと思っています^^
劇団青年座の女優を経て、
TVアニメ「サザエさん」のシナリオライターに。
潜在意識・好転反応の専門家として15年、
セッション実績10,000件超。著書多数。
人生のアルゴリズム研究所 所長/夢野さくらです。

1000円が1700円になっていた朝
私、Amazonで整腸剤を定期購入してるんだけど、
3週間くらい前、
在庫がダブりそうだったから一度キャンセルしたの。
その時、たまたますごく安くなってて、1000円ちょっとだった。
で、今朝。
次の購入日が来て、価格を見たら1700円ちょっと(T_T)
いや、地味に効く(笑)
たった700円かもしれないけど、
こういうのが「ボディブローのように効いてくる」っていうんだな_| ̄|○
と思うくらいには効いた^^;
「前回、買っておけばよかったなぁ……」って、思うよね。
うんうん。思った。
ちゃんと、しっかりめに思った(笑)
でもね、その数秒後に、まったく別の考えが降ってきたの。
あれ?ちょっと待って。
「3週間後に700円値上がりする」って、
あの時の私に分かった?
分かるわけない。
分かってたら、当然買ってる。
じゃあ、あの時の私は何を根拠にキャンセルしたのか?
「在庫がダブるから」だった。
置き場所も取るしなって。確か、そうも思った。
それ、めちゃくちゃ真っ当な判断じゃない?
むしろ、あの時点の情報で言えば、最善だった。
なのに私は今、その最善を選んだ自分を、「なんで買わなかった?」って責めてる。
……あれ?
これ、何かおかしくない?
「あの時こうしていれば」が消えない人へ
後悔って、日常の小さいものから、
人生を左右するレベルのものまで、いろんなサイズがある。
- あの人と別れなければよかった
- あの会社を辞めなければよかった/辞めておけばよかった
- あの家を売らなければよかった
- あの時、あんなことを言わなければよかった
- あの時、ちゃんと言っておけばよかった
- あのお金、使わなきゃよかった
- あの○○、買わなければよかった/買っておけばよかった
- もう少し我慢していればよかった
シチュエーションは人それぞれ。
でも、後悔の「形」は驚くほど全員同じ。
「もしあの時ああしていたら、今頃はもっと◯◯だったはずなのに」
ここ。
この「今頃はもっと」の部分が、実はクセモノなの。
だってね、これ、「今から見た未来」の話をしてるでしょ。
「値上がりするって知ってる私」から見た景色。
あの時の私は、その景色を一度も見てない。
ちょっと待って。あの時のあなたは、今の情報を持っていた?
ここでちょっと、想像してみてほしい。
ある裁判があるとする。
被告人は、過去のあなた。
罪状は「間違った選択をしたこと」。
そして裁判官は、今のあなた。
この裁判、決定的におかしいところがある。
裁判官(今のあなた)の手元には、
被告人(過去のあなた)が
絶対に知りようがなかった
「その後の結末」が全部揃ってる。
結末を知っている人が、結末を知らなかった人を裁いてる。
そりゃあ有罪になるに決まってる。
だって、勝負にすらなってないから。
私たちが頭の中で毎日開廷してるのって、これなんだよね。
答えを見てから、
答えを見てない自分に「なんで間違えたんだ」
「なんで正しい選択ができなかったんだ」って言ってる。
これ、公平だと思う?
後悔とは、現在の情報を、過去へ不正に持ち込むことで生まれる認知の錯覚
今朝、この一文がストンと落ちてきた。
「後悔とは、現在の情報を、過去へ不正に持ち込むことで生まれる認知の錯覚」
である。
言い換えると、こう。
未来を知っているというチート能力を使って、
チート能力を持ってなかった自分をジャッジしてる。
まるで、ゲームで超詳細な攻略サイトを見ながらクリアした人が、
初見で何も知らないままプレイしてる人に
「なんでそこで死ぬんだよ、バカだな」って言ってるようなもの^^;
ひどくない?(笑)
でも私たち、自分に対しては平気でこれをやる。
しかも何年も、何十年も。
私はずっと、
「未来を予知できなかった自分」
を繰り返し責めてた。
「なんで未来が見えなかったんだ」
「それくらい分かって当然だろう」
「お前は本当にバカだ」って。
……いやいやいや。
予知能力なんて、持ってるわけないじゃん(笑)
そんな超能力、誰も持ってない。
持ってないのが当たり前。
その「当たり前」を、ずっと自分の欠陥として責め続けてた。
そして、今の私が判断する正解の選択をして、
今、正解の人生を歩んでる人と自分を比べて、
何度も何度も「どうしてあの時」と自分を責めてた_| ̄|○
理屈に合ってない。
まったくもって、理屈に合ってない。
目の前で起きたことそのもの(事実)と、
自分がそれをどう扱っているか(真実)は、まったく別物なのに。
このあたりの話は
【潜在意識】目の前にあるのは「現実」じゃなく「ただの事実」だった!
でも書いてるので、あわせて読んでみてね。
「その時の最善」は、いつだって本当に最善だった
もう少し丁寧に見ていこう。
過去のあなたが持っていなかったものは、「結末の情報」だけじゃない。
- 今のあなたが持っている知識
- 今のあなたが持っている経験値
- 今のあなたが持っている体力と気力
- 今のあなたが持っている人間関係
- そして、今のあなたが持っている自分自身への理解
過去のあなたは、これら全部、持ってなかった。
持ってなかった状態で、持ってなかったなりに、
その時いちばん良さそうな道を選んだ。
それは失敗じゃなくて、その時点での最適解。
結果が思った通りにならなかっただけ。
「最善だった」と「結果が良かった」は、まったく別の話。
私たちはこの2つを、
いつの間にか同じものとして扱ってしまってる。
それでも後悔が消えないのは、なぜだと思う?
……で、ここからが本題。
ここまで読んで、たぶんこう思った人がいると思う。
「理屈は分かる。頭でもわかってる。でも、後悔が消えないんだよね」
うん。分かる。
私も理屈では、そして頭では、何年も前から分かってた^^;
じゃあ、なんで後悔が消えなかったのか?
たぶんここからが、この記事でいちばん深いところになると思うから
一緒に見てみよう。
後悔は「反省」の顔をしてるけど、
中身はただの「自己処罰」だから。
反省は、次に活かすためのもの。
一度やったら、まぁ終わると思う。
でも、後悔は終わらない。何度でも再生される。
終わらないってことは、
終わらせない役割を持ってるってこと。
じゃあ、その役割って何だろう?
たとえばこんなの。
- 後悔し続けていれば、「反省してる自分」でいられる(=自分を許さなくていい)
- 後悔し続けていれば、「本当はもっとできたはずの自分」を持っていられる(=今の現実を認めなくていい)
- 後悔し続けていれば、「あの選択さえなければ」で今の苦しさの説明がつく(=今の自分を変えなくていい)
どれも、ひどく責めてるように見えて、
実は現状維持を続けていられるってことだった。
今の自分を変えなくていい。(大変なことをしなくていい)
面倒なことをしなくていい。
後悔し続けながら、今の繰り返しを保っていられる。
ここに気づいた時、なるほどね^^;って思った私。
後悔って、過去の話をしてるように見えて、
ぜんぶ今の話だったんだなぁ~って。
私がずっと後悔していたこと。出来事はバラバラなのに、根っこは同じだった
ここからは私自身のお話。
私にはずっと後悔していたことが、いくつかある。
お金のこと、持っていたマンションを売却したこと、
人間関係のこと、ビジネスの決断のこと。
もう感情的に苦しいとか、悲しいとか、辛いとかはない。
ないけど、ふと頭をよぎる。
何であの時、あんな選択をしてしまったんだろうって。
もっと別の選択があったのにって。
手放したマンションのこと
あれは、まだこの仕事を始めるずっとずっと前の話。
好転反応のステップメールの初日に、
その時の私の状況は結構細かく書いてるんだけど、
仕事が全然うまくいかなくて、お金も本当に苦しくて、
持っていたマンションのローンを払っていくことが厳しい状況だった。
必死にバイトとかして、
もっともっと頑張れば、払えないことはなかったかもしれない。
でも、余剰のないギリギリの生活に疲れてしまった私。
だから、売ってしまった。
物凄くいい土地に建ってたので、その時も、買った時より高く売れた^^
なんせ、銀座まで徒歩圏内。
今だったら物凄く価値がついていた可能性もある。
それを知ってるからこそ、「どうしてあの時」と思ってしまう。
でもね、あの時の私には、その状況をキープすることがすごく苦しかった。
※事の詳細は好転反応ステップメールを見てみてね。
サザエさんの脚本家を辞めるという決断
サザエさんの脚本家をやっていた時、
実は担当の人にいじめを受けていた私。
サザエさんが脚本家デビューだった私。
逆に、何年も何年も下積みをしてきた担当さん(脚本家でもある)。
彼にとって、ぽっと出の新人が、
サザエさんの脚本家であることが気に入らなかった。
↑
これは、数年後、転職した元担当さんから呼び出され、
土下座までして謝られたから私の気のせいではない(笑)
ねちっこく、裏から手を回すような真似もされ、
私の情報も全部探られ、
味方のような顔をしてネチネチいじめられてた。
何本提出してもOKが出ない。
何がダメなのかもちゃんと言ってくれない。
そんな中でやっとOKをもらえた作品が、
たまたま制作会社の社長の目に留まり、
褒められちゃったのがもっと良くなかった_| ̄|○
そこからは、
マジで鬱になっちゃうんじゃないかって思うくらいに
却下の嵐。
※本当に、鬱になってしまった人もいたらしい。
サザエさん全巻を読んでないことを
この仕事をやる価値がないくらいに言われたり、
別の仕事が重なっていたことにも
全てをサザエさんに捧げていないと嫌みを言われる。
サザエさんの脚本家という、
新人にはあまりあるほどのものを手放しても、
そこにいることに耐えられなかった。
ぜんぜん違う出来事なのに、選び方が全部同じだった
マンションと仕事。
金額も、相手も、状況も、なんにも関係ない。
なのに、並べて見た瞬間に鳥肌が立った。
私はいつも、
「一番早くこの状態から抜け出せる道」
を選んでたんだって。
なぜか。
「この世は優劣の世界」の住人だった私は、
自分の価値を証明しなくてはいけなかったから。
そして、証明できていない自分を
そのまま抱えていることができなかったから。
お金がなく、みじめだと感じる時間。
シナリオの書き直しが続き、価値がないと感じる時間。
その時間を、1秒でも短くしたかった。
だから、待てなかった。
だから、手放した。
だから、動いた。
後から見れば「もう少し頑張っていれば」に見えるけど、
あの時の私は「努力」を選ばなかったんじゃない。
「この世は優劣の世界」
というアルゴリズムでは、
「価値がない自分のままでいる」
という選択肢が存在しなかった。
出来事はバラバラ。
でも動いていたプログラムは、ぜんぶ同じ1本だった。
この「出来事は違うのに、選び方だけがいつも同じ」という現象は、
恋愛でもまったく同じ形で出てくる。
気になる人は
恋愛でいつも同じパターンを繰り返すあなたへ|原因は「相手選び」じゃなかった
も読んでみてほしい。
後悔している「出来事」より、後悔の「形」を見てみる
ちょっとここで、ひとつのワークをご提案^^
もし興味があったらやってみてほしい。
◆ 後悔を「並べて」みるワーク
あなたが今も引きずっている後悔を、3つ書き出してみて。
できるだけ、ジャンルが違うものがいい。
そして、出来事の中身ではなく、こっちを見てみる。
- その時、あなたは何から抜け出したかった?
- その時、あなたは何を証明したかった?
- その時、あなたがいちばん耐えられなかった感覚は何?
3つとも、同じ答えが出てくる人が多いと思うのです。
出来事はバラバラでいい。
というより、バラバラであればあるほど、
共通点が浮き上がった時のインパクトが大きいと思う。
そこに浮かんできたものが、
あなたの人生のアルゴリズム。
選択そのものじゃなくて、
選択を生み出していたプログラムのほう。
ちなみにこのプログラム、自分ではまず見えない。
見えないようにできてる。
そのあたりの話は
【潜在意識】自分の思考に気づけない強力なブロックが存在する!
に書いてます。
過去に戻っても、同じアルゴリズムなら同じ選択をする
ここで、思考実験もひとつやってみよう。
たとえばここにタイムマシンがある。
あなたは、さっきのワークで出した、後悔したあの日に戻れる。
ただし条件がひとつ。
「その後どうなったか(未来)」の記憶は、持っていけない。
さて、どうなると思う?
うんうん。そうだね。
……きっと、あの時と同じ選択をするね。
100回戻っても、1000回戻っても。
だって、判断材料が同じなんだもん。
判断するアルゴリズムも同じなんだもん。
ここまで来ると、はっきりしてくる。
変えるのは、過去の選択じゃない。
選択を生み出しているアルゴリズムのほう。
過去の結果をどれだけ悔いても、
アルゴリズムは1ミリも変わらない。
だから同じパターンが、形を変えてまたやって来る。
逆に言うと、アルゴリズムが変われば、
次の分岐点であなたは自然に違う道を選ぶ。
がんばって違う道を選ぶんじゃなくて、そっちが自然になる。
これが、後悔にちゃんと意味を持たせる唯一の方法だと私は思ってる。
後悔は「足し算」。手放しは「引き算」
私がこの仕事を15年以上やってきて、いちばん確信していること。
人生が変わるって、何かを足すことじゃない。
自分を知ることで、要らなかったものが自然に落ちていくこと。
引き算のほう。
後悔って、まさに足し算なの。
存在しなかった情報を、過去に足す。
ありもしなかった選択肢を、過去に足す。
そして、その架空の選択肢を選ばなかった自分を責める。
足して、足して、その重さで自分を潰してる。
じゃあ、引くとどうなるか。
不正に持ち込んだ「現在の情報」を、過去から引き揚げる。
そうすると、何が残ると思う?
「あの時の私は、あの時持っていた情報で、最善を選んでいた」
これだけ。
これしか残らない。
頑張って許すんじゃない。
無理やり前を向くんじゃない。
ポジティブに変換するんでもない。
ただ、不正に足したものを引いただけ。
そうしたら、責める材料そのものがなくなる。
ここが引き算のいちばん面白いところで、
手放そうとしなくても、
成立しなくなったものは勝手に落ちてなくなる。
過去の私、ずっと不公平な裁判にかけられてて可哀想だった
今朝、値上がりしたAmazonの画面を見ながら、
私はめちゃめちゃ静かな気持ちになってた。
「私、何やってたんだろう」って。
予知能力を持ってなかったことを罪にして、
何年も、自分を被告席に座らせてた。
未来予知なんて、できるわけないのにねぇ(笑)
過去の私、めちゃくちゃ可哀想^^;
情報も何も持たずに、必死でその時のベストを選んでたのに。
ずっと繰り返してたあの後悔から、ス~ッと解放された感じがした。
何かがストンと落ちた気もした。
700円の値上げから、こんなところまで来るとは思わなかったけど(笑)
ちなみに気づきって、「気づこう!」とか思ってもできないけど、
こういう何気ない日常の中に、気づくきっかけがあふれてる。
ただ、700円の値上げを見て、あ~もったいないことしちゃったなぁ~
って思ってるだけだったら、この流れにならなかったと思う。
自分はどうしてあの選択をしたのだろうか?
という、自分のアルゴリズムを見つめていたからこそ、
今回の気づきになっていったんだろうなって思う。
もしあなたにも、何年も再生され続けている後悔があるなら。
その裁判、一度休廷にしてもいいと思う。
だってその裁判、最初から公平じゃないんだから。
あなたの後悔は、どのアルゴリズムから出てきたもの?
ここまで読んでくれたなら、たぶんもう分かってると思う。
本当に見る価値があるのは、後悔している出来事のほうじゃない。
「なぜ、あの時の私は
その選択をせずにはいられなかったのか」
こっち。
さっきも言った、自分のアルゴリズムの方ね。
私の場合は
「この世は優劣の世界の住人の私は、
価値を証明できていない自分を抱えていられない」だった。
あなたの場合は、たぶん違う。
見捨てられたくなかったのかもしれない。
誰かをがっかりさせたくなかったのかもしれない。
争いになるくらいなら自分が引くほうを選んできたのかもしれない。
そのプログラムは、たいてい子どもの頃に書かれてる。
そして、書かれてることに気づかないまま、何十年も動き続けてる。
ここを知ると、後悔は「痛い記憶」から
「自分を解読するための手がかり」に変わる。
ずっと苦しかったものが、いちばん濃い情報源になる。
これ、私は15年やってて、いまだに面白いと思ってる。
っていうか、自分を知れば知るほど面白さが増す(笑)
あなたの中で、どのアルゴリズムが動いてるのか。
よかったら、まずは無料の診断で見てみてください。
▼ 15問でわかるあなたの「初期設定」
「変わりたいのに変われない度」無料診断
15問に答えるだけで、
あなたが繰り返してきたパターンの傾向がチャートで見えてきます。
「なんで私はいつもこの選び方をするんだろう?」の入口として、まずはここから。
※7日間のメール講座も一緒に届きます
後悔は、消そうとしなくていい。
その後悔がどこから出てきたのかが見えた時、自然に落ちていくものだから。
一緒に、あなたの中の仕組みを見ていきましょう。
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- 幸せを追い求めれば追い求めるほど、幸せから遠ざかってしまう本当の理由



